令和5年度 企業から学ぶ!専門高校カーボンニュートラルプロジェクト
2023年7月7日
(株)トクヤマの特別講義で、化石燃料を使用した発電システムをバイオマスやPKSなどの燃料に転換していくことや排出したCO2をメタノールの製造に活用していくことなど、企業がこれから実際に取り組んでいくカーボンニュートラルの活動について学びました。
2023年9月21日
周南市地方卸売市場内にある水素学習室で、商工振興課の御担当者様に「周南コンビナートに関連するカーボンニュートラルに向けた取組」について詳しく説明していただきました。私たちも、カーボンニュートラル社会の実現に貢献できるように十分学習し、実践していきたいと思いました。
また、隣接する水素ステーションや燃料電池自動車(FCV)の見学しました。
2023年10月17日
バスで広島大学に行き、広島大学の松村幸彦教授に大学におけるカーボンニュートラル促進目標や具体的な取組、バイオマスの有効性について学びました。
大学ではカーボンニュートラルを実現するために東広島市と協力して事業を進めたり、社会連携科目としてカーボンニュートラルを推進するためのビジネスについて様々な企業の方の講義を聞く機会を設定されておられました。
また、2027年度までに東広島キャンパスのCO2排出量(2013年度比)を70%削減するために、太陽光発電による再生可能エネルギーの導入拡大を軸として様々な研究・活動に取り組んでおられることを知りました。
2023年10月24日
(株)トクヤマの工場見学では、水素化マグネシウムを使った水素実験の体験や工場内の電解装置やボイラーの見学をしました。水素は近い将来、石油に代わる新しいエネルギー源として期待されているので、最先端技術開発を行っておられました。ボイラーではバイオマス発電を取り入れ、木材チップと石炭の混炭を使用することでCO2排出量を削減し、地球温暖化防止に貢献しておられました。
2023年10月27日
最終講義で社会の変革に対応するための取り組みやこれからも重要になるCSR活動について学びました。そして企業が将来、安心して暮らせる持続可能な社会を築くために、日々環境問題に対し積極的に向き合い活動されていること知り、改めて私たちに今できることを進んで取り組みたいと思うことができました。
また、前回の見学実習における質問に対して、詳細な解説もあり、とても充実した講義でした。
2024年1月25日
周南市大字戸田南椿峠にある周南バイオマスセンターで、和泉産業株式会社の方に「木質バイオマス発電」について教えていただきました。今回の現場見学では、大型フィードローラーにて木材をチップ化する様子を見学させていただきました。木をチップにして、ミツウロコ岩国、防府バイオマス・石炭混焼などに供給されています。供給されたチップは、私たちの使う電気となり多くの家庭の生活を支えています。
最近では地球温暖化の影響を肌で感じるようになりました。将来安心して暮らすためには、今ある「カーボンニュートラル」という考え方を軸に生活していかないといけないと強く実感させられました。
2024年1月25日
カーボンニュートラルプロジェクト見学実習に行き、ブルーカーボンについて学びました。海洋生態系に取り込まれた炭素のことをブルーカーボンといい、海草や海藻が光合成によって空気中の二酸化炭素を取り込むことによって、地球温暖化の抑制に貢献しているということを学びました。大島干潟を育てる会の保全活動により生物多様性が向上し、カブトガニやモンゴウイカなどの生物が見られるようになりました。
これらの環境を守るために、私たちは川や海にごみを捨てない、またごみを拾うことを心がけていきたいです。
2024年2月15日
本校に東京大学から辻佳子教授をお招きし、「みんなで考えるカーボンニュートラル社会」というテーマで特別授業をしていただきました。テーマから、カーボンニュートラルの原因・改善すべき箇所やそのための施策を説明していただき、より一層理解を深めることができました。「廃棄物工物を再利用することで地下資源の使用を削減し、循環型社会を目指す。」ということが今まで学んできたカーボンニュートラルにはない発想だったので印象に残りました。これから私たちが支えていく未来の地域をよりよくするため社会全体がカーボンニュートラルに目を向け、魅力あふれる地域社会を目指していく大切さを学ぶことができました。
2024年3月16日
周南市で行われたシンポジウムに参加しました。本校から2名パネリストとして登壇し、私たちが学校の授業で取り組み、学んだことを発表しました。これからの化学工業に深く関わる若者として、様々なパネリストの方々と意見を交換することで、高校生と大人の考え方の違いを共有でき、大変勉強になりました。周南市が今できることを地域と連携しながら挑戦し、2050年までのカーボンニュートラル化が実現できるように世代を越えて取り組んでいきたいと感じました。